ライブで「撮影OK」の時間があるのはなぜ? SNS時代の新しい楽しみ方

ライブ会場でスマートフォンを使ってステージを撮影する観客

ライブといえば、以前は「公演中の撮影は禁止」というイメージを持つ人も多いかもしれません。しかし、アーティストや公演によっては、スマートフォンで写真や動画を撮影し、SNSに投稿できる時間を設けています。

撮影した映像をSNSで共有してもらうよう、公式がハッシュタグまで案内するケースもあります。一方で、撮影や録音を全面的に禁止する公演も少なくありません。

なぜ、ライブの撮影ルールは公演ごとに違うのでしょうか。実際の公式案内をもとに、その背景と撮影時に気をつけたいことを紹介します。

目次

ライブで撮影を許可する公演があるのはなぜ?

撮影を許可する理由のひとつとして考えられるのが、観客が撮影した写真や動画を通じて、ライブの魅力をSNS上で共有できることです。

例えば、声優アイドルユニットのi☆Risは、2026年のライブツアーで撮影可能な時間を設けることを公式サイトで告知しました。撮影した写真や動画について、指定のハッシュタグを付けてSNSで拡散するよう呼びかけています。

また、ONE OR EIGHTの2026年のライブツアーでも、スマートフォンなどで撮影した写真・動画をSNSに投稿できる公演が案内されました。

こうした事例では、観客がライブの感動や会場の雰囲気を共有することが、アーティストを知るきっかけになる可能性があります。撮影を許可することは、公演を楽しむ方法のひとつであると同時に、SNSを通じてファン以外にも魅力を届ける機会になり得ます。

ただし、撮影許可の目的は公演ごとに異なります。すべてのアーティストがSNSでの拡散を狙って撮影を認めているとまでは言い切れません。

撮影OKでも、いつでも自由に撮れるわけではない

ライブの撮影ルールは、アーティストやツアー、会場、公演内容によって異なります。「撮影OK」と案内されていても、どの場面でも自由に撮影できるとは限りません。

例えば、撮影できるのが特定の楽曲や時間帯だけの場合があります。写真は撮れても動画は不可、スマートフォンは使用できても一眼カメラやタブレットは禁止、といった条件が設けられることもあります。

鈴木愛理の公式サイトでは、2025年のライブについて、撮影可能な時間を設ける一方、使用できる機器やフラッシュ、撮影補助機材などに関する注意事項を案内していました。

つまり、重要なのは「撮影OKかどうか」だけではなく、何を、いつ、どの機器で撮影できるのか、撮影したものをどこまで公開できるのかを確認することです。

撮影禁止のライブがあるのはなぜ?

撮影を禁止する公演にも、それぞれの運営方針があります。

例えば、2026年のKing Gnuのツアーではスマートフォンなどによる写真・動画撮影が許可された一方、使用機器や撮影方法、商用利用、生配信などには制限が設けられていました。

一方、Stray Kidsの日本公演に関する公式案内では、公演中の写真・動画撮影や録音・録画を禁止し、撮影した映像などのSNS投稿も禁止する旨が示されています。

このように、撮影を許可するかどうかは一律ではありません。公演の演出方針や権利保護、観客が安心して鑑賞できる環境などを考慮し、主催者がルールを定めています。

撮影禁止の公演で無断撮影や投稿を行うと、データの削除や退場などの対応を求められる場合もあります。過去に別のライブで撮影できたからといって、次の公演でも許可されているとは限りません。

撮影した写真や動画をSNSに投稿するときの注意点

撮影が許可されていても、SNSへの投稿まで自由とは限りません。撮影と投稿は別々にルールが定められていることがあるため、公式案内を確認する必要があります。

  • 撮影・投稿の条件を確認する: 撮影可能な時間、対象となる楽曲、使用できる機器、投稿先などを確認しましょう。
  • 周囲の観客に配慮する: スマートフォンを高く掲げたり、長時間撮影したりすると、後ろの人の視界を妨げることがあります。
  • ほかの人の映り込みに注意する: 観客の顔などがはっきり写っている写真や動画を公開すると、肖像権やプライバシーの問題につながる可能性があります。
  • 営利目的で利用しない: 撮影した映像を使ったグッズ販売などは、撮影・投稿が許可されていても認められない場合があります。
  • 録音や生配信をしない: 写真・動画の撮影が許可されていても、録音やライブ配信は禁止されていることがあります。

文化庁も、ライブ動画を無断でSNSなどに公開する行為は、著作権侵害となる可能性があると説明しています。公式が撮影だけでなく投稿まで許可している場合は、その条件の範囲内で楽しむことが大切です。

まとめ:ライブの撮影ルールは公演ごとに確認しよう

ライブで撮影を許可する公演には、観客が思い出を残せることに加え、SNSを通じて公演の魅力を共有できるという側面があります。一方で、撮影を禁止する公演にも、演出や権利、観客の鑑賞環境などを考慮した運営方針があります。

撮影OKがすべてのライブに広がっていると断定することはできません。撮影の可否や投稿条件は公演ごとに異なるため、参加前に公式サイトや主催者の案内を確認しましょう。

参考資料

この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次